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相続税講座

相続税のイロハ① 基礎控除

投稿日:2018年1月27日

実は、相続税に限らず、いくつかの税金には「基礎控除」というものがあります。

例えば、他人に1年間でお金を200万円あげた(贈与した)場合、贈与税がかかりますが、あげた金額が100万円だったら贈与税はかかりません。

これは、贈与税における「基礎控除」が【110万円/1年間】だからです。

基礎控除とは、簡単に説明すると「この金額を超えなければ、税金はかかりませんよ」ということです。

「この金額」とは、相続の場合で言うと「遺産の額、価値」です。  では、相続税における基礎控除はいくらでしょうか。

現時点(平成27年1月現在)では

基礎控除=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

となっています。

 

仮に、相続人が妻と子1人だった場合、法定相続人は2人ですから、

基礎控除=3,000万円+(600万円×2人)=4,200万円となり、遺産の総額のうち4,200万円の分については相続税はかかりません。
もし子が相続放棄をしていて、実際の相続人が妻のみとなっても、基礎控除を考えるときは、「法定相続人の数」なので、やはり2人として計算します。

ちなみに、平成26年12月31日以前に開始した相続(つまり、それ以前に人が亡くなっている場合)については、基礎控除は「5,000万円+(1,000万円×相続人の数)」で計算することができます。

平成27年1月1日から、基礎控除が少し(4割)引き下げられたということですね。

相続税のことは、9割以上の人が考える必要はない

よく、相続税のことを心配される方もいらっしゃいますが、遺産の総額や相続人の数を調べてみると、財産がこの基礎控除の範囲内に収まっているケースも多く見受けられます。

つまり、「最初から相続税のことを心配する必要がなかった」ということです。

その割合は90%を超えます。

その90%の人は、相続税の節税ということは考えなくてよく、相続人同士が充分に納得できる遺産分割を検討することに専念できるわけです。

養子縁組の活用と相続税

基礎控除は、法定相続人が多ければ多いほど大きくなり、結果、相続税を減らせることになります。
(相続人が仮に20人いれば、1億5,000万円までの遺産があっても相続税はかからない。)
※基礎控除=3,000万円+(600万円×20人)=1億5,000万円

 

では、本来相続人ではない人を事前に養子縁組しておいて、無理やり相続人の数を増やすというやり方はどうなんでしょうか。

実は、そのやり方には限度があります。

基礎控除の面から考えると、もし実子がいる場合には養子縁組した養子1人まで、実子がいない場合には養子2人までしかそこに算入できません。

つまり、相続人が妻と実子1人だったとして、他に養子が5人いたとしても、基礎控除は3,000万円+(600万円×3人)=4,800万円となります。

妻と、実子と、他に養子5人のうち1人、合計3人分しか基礎控除の計算に入れてはいけないということです。

養子は相続分の上では実子と同じ扱いになるので、養子5人とも相続人ではあるのですが、基礎控除の計算には1~2人しか入れてはいけないよ、ということですね。

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