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相続講座(7) 特別受益

投稿日:2018年2月12日

相続の前渡しとみなされる

特別受益は、特定の相続人が、被相続人から多くの資金援助を受けていたり(生前贈与など)、借金の肩代わりをしてもらっているなどの事情がある場合に考慮する必要があります。

例を挙げますが、相続人が子2人のみだったとして、兄は500万円の借金を被相続人の生前に肩代わりしてもらったとします。

この場合相続が発生して、遺産をその兄弟が法定相続分である半分ずつに分けあうということは、少し不公平ですよね。兄は500万円の借金を被相続人に払ってもらっているんですから。

この不公平感をできるだけなくすために、特別受益というものを考えるのです。

不動産などの、現金でない財産の生前贈与を受けている場合

現金だと分かりやすいのですが、仮に不動産などの贈与を受けていた場合、その価値の算定は「相続開始時」の評価で行います

贈与を受けたときは3,000万円の価値があったとしても、相続開始時に2,000万円の価値であれば、特別受益の額は2,000万円ということです。

特別受益があるときの遺産分割の方法

例を挙げて説明しましょう。

【事例】 

  • 被相続人の遺産は1,000万円の現金のみ
  • 相続人は子2人(兄と弟)のみ
  • 兄には500万円分の特別受益がある

この例では次のように分けていきます。

(1)相続財産1,000万円に、兄の特別受益分500万円を加算して考える

(2)その1,500万円を、兄と弟の法定相続分である半分ずつに分ける

この時点で、兄750万円、弟750万円となりますよね。

そして最後に

(3)兄の特別受益分を、兄の750万円から差し引く

これで、最終的には兄250万円、弟750万円(二人合計1,000万円)となりました。

このように、まずは特別受益分を相続財産に足して考え、それを法定相続分で分配、最後に、特別受益を受けた人の分から特別受益分を引いて完了です。

なお、もし上の例で、兄が1,200万円分の特別受益を持っていたらどうなるでしょうか。

1,000万円に1,200万円を足し、その2,200万円を兄弟で半分ずつ分け合うと1,100万円ずつとなります。そこから兄の分から特別受益分1,200万円差し引くと・・・兄はマイナス100万円となってしまいます。

実はこの場合も、兄は相続するものがなくなるだけで、マイナスとなった100万円について弟に補填しなくてはならないということではありません

また、弟についても、遺産は1,000万円の現金のみなので、1,100万円相続できるはずもなく、1,000万円全て相続して終わりとなります。

特別受益はいつまでさかのぼって考えるのか

特別受益として相続財産に含む生前贈与は、いつまでさかのぼって考えれば良いのでしょうか。

1年前?10年前?

実は、民法では「いつまでさかのぼって考えなさい」という規定を設けていません。

従って、やろうと思えば30年前の生前贈与でも相続人間の話によっては相続財産を分けるときに特別受益として扱う場合もあります。

但し、例えば父親が被相続人で、子が相続人の場合、父親が生前、特定の子のために支出した生活費や教育費は特別受益として計算しません。

よほど多額の教育費(例えば、私立の医学部や海外留学など)であれば特別受益として計上することがありますが、通常の大学の入学費用などは「親として当然の義務」のようなイメージで捉えられ、特別受益とはならないという見解が一般的です。

なお、結婚式の費用などは特別受益としてカウントします。

遺言によって特別受益を調整する

この特別受益について、遺言によって「あの生前贈与の分は、特別受益として扱わないように」ということができます

多少不公平感を残すことにはなるのでしょうが、最も大事なのはその財産を代々引き継いで来た方、築き上げた方なので、その方の遺言であれば尊重すべきでしょう。

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