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相続コラム

未支給年金がある場合は手続きをして受け取りましょう。

投稿日:2018年4月19日

こだたま行政書士事務所です。
今回は、年金のお話です。

年金は基本的に65歳になったら受け取ることができるものですが、この年金をもらうためには請求手続きを行う必要があります。
役所が自動的に支給を開始してくれるものではないのですね。

もしこの支給開始の手続きをせず、年金を受給していなかった方が亡くなった場合、その年金はどうなるのでしょう。

例えば、年金支給開始の手続きをしないまま69歳で亡くなった場合、本来65歳から69歳までの4年間にもらえたはずの年金はどうなるでしょうか。

この場合、一定の範囲の遺族から「未支給年金請求書」を提出すれば4年分の年金が支給されます
(但し、年金には消滅時効というものがあり、本来もらえる時期から5年以上過ぎてしまうとその分については請求できなくなります。)

 

一定の範囲の遺族とは、

  • 故人と生計を同じくしている
  • 配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹

です。
法律により順位も決められていて配偶者→子→父母→孫→祖父母→兄弟姉妹となりますので、配偶者がいれば、配偶者のみが受け取る権利がある、という具合です。

 

また、この未支給年金については相続財産として扱われず、遺産分割の対象となりません
もちろん相続税の対象ともなりません。

あくまで、受け取った人の固有の財産とされ、その人には一時所得として所得税がかかります。

 

ちなみに、未支給年金にはもう一つのケースがあります。

年金の支給は2ヶ月毎に行われるのはほとんどの方がご存知でしょう。
また、それは後払い、つまり、4月5月の分が6月に支給されます。

となると、年金を受給中だった方が5月10日に亡くなった場合、4月分と5月分を受け取らないまま亡くなったということになりますので、6月には2ヶ月分の年金が支給されます。

この分についても、あくまで厳密には生前の分だとは言え、支給自体が死後になるので「未支給年金」の扱いとなり、相続財産とはなりません。

少しややこしい話ですが、間違った遺産分割を行わないようにしましょう。

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