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遺言講座

遺言を学ぶ【3】 予備的遺言

投稿日:2018年2月5日

例えば既に配偶者に先立たれ、身寄りが長男夫婦(夫婦の間に子はいない)と次男のみだったとしましょう。

長男夫婦は二人共献身的に世話をしてくれている一方、次男は遊んでばかりで世話をしてくれないどころか、お金をせびりにくるばかり、という状況だとします。

実際は次男も息子ですから親としては可愛いものでしょうが、
ここでは「次男には一銭の遺産も相続させない。よし、遺言で全財産を長男夫婦に譲ろう。」と決意したとします。

なお、長男夫婦に譲ると言っても、息子の配偶者、つまり嫁には相続分はないので、実際の遺言では「長男に全財産を相続させる」と書きました。

ところが、自分が亡くなる前に、長男が不慮の事故で先立ってしまいました。

この時、遺言書を書き直せばよかったのですが、ショックでそれもできず、また、それが尾を引いてほどなくして自分も亡くなってしまいました・・・。

少し縁起が悪い話でしたが、この時、ご本人の遺産は誰が相続することになるでしょうか。

不測の事態に備える遺言ができる

上の例のような場合、ご本人の意思としてはきっと嫁に財産を譲りたいところでしょう。

しかし、そのままにしていた場合、唯一残された法定相続人である次男が全てを相続することになります。

それが法定相続分の怖いところでもあります。

これを避けるために、「予備的遺言」を利用することがあります。

予備的なので、何かに備えるという意味ですね。

この場合、具体的には以下のように遺言することが望ましいのです。

 

遺言者は長男に全財産を相続させる。

但し、万が一長男が遺言者の相続開始時に既に死亡していた場合には、長男の妻に遺贈する

 

この「万が一長男が遺言者の相続開始時に既に死亡していた場合には、長男の妻に遺贈する」という部分が「予備的遺言」です。

この方法だと、上の例で挙げた事態となったとしても、ご本人の希望どおり、嫁に財産が渡ります。
但し、次男には「遺留分」という権利があるので、次男が遺留分の権利を講師してきたら遺産の半分は次男に渡ります。

しかし、それでも嫁に一銭も渡してあげられないということはなくなります。

※なお、長男夫婦に子がいた場合は、その子は長男の代襲相続人となるので、状況は変わってきます。

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